本記事は、Excel C# Script入門講座の1記事です。
if ~ else
条件により処理を分岐させたい場合は、if ~ else ステートメントを使用します。
ifは、"if (condition)" の形式で条件を調べて、 条件式がtrueである場合に続くステートメントを実行します。条件がtrue出ない場合には、else に続くステートメントを実行します。
bool condition; // true または falseが代入される if (condition) { // condition がtrueの場合に実行される } else { // condition がfalseの場合に実行される }
条件によって、2つ以上に処理を分岐させたい場合には、 if ステートメントをelseブロック内に入れ子にすることができます。
bool condition1; // true または falseが代入される bool condition2; // true または falseが代入される if (condition1) { // condition1 がtrueの場合に実行される } else if (condition2) { // condition1 がfalseで、 condition2 がtrueの場合に実行される } else { // condition1 及びcondition2がfalseの場合に実行される }
関係演算子と等値演算子
条件式でよく使われる演算子には、以下の関係演算子及び等値演算子があります。
型 | 概要 |
---|---|
x < y | xがyより小さい場合true |
x > y | xがyより大きい場合true |
x <= y | xがy以下の場合true |
x >= y | xがy以上の場合true |
x == y | xとyが等しい場合にtrue。string以外の参照型の場合、参照の等価性を調べます。 |
x != y | xがyと等しくない場合true。==と同様。 |
型検査演算子
この他にも、型検査演算子があります。
型 | 概要 |
---|---|
is | 型の互換性を調べます。評価される左側のオペランドを右側のオペランドで指定された型にキャスト出来る場合、trueとなります。 |
as | 型変換。左側のオペランドを右側のオペランドで指定された型にキャストして返します。変換可能でない場合、nullが返ってきます。 |
論理演算子
型 | 概要 |
---|---|
x && y | 論理AND。最初のオペランドがfalseの場合、2番目のオペランドは評価されません。 |
x | | y |論理 OR。 最初のオペランドが true の場合、2番目のオペランドが評価されません。 |
単項演算子
型 | 概要 |
---|---|
!x | 論理否定 |